名古屋から来たうちのCR-Zは、岩見沢のような豪雪地帯に来てしまったがために、こんなに雪に埋まることは今までなかっただろうなと思いながら、CR-Zの雪下ろしを行う日々。
CR-Zは水の通りをいろいろ考えて作られているとは思うのだが、雪に埋まることはほぼ想定されていないと思うので、クルマのあらゆる溝に雪が埋まる。
たとえば、フロントのボンネットの溝。
ここは他のクルマでも雪が詰まるのだが、CR-Zは溝の幅が結構あって、雪が入り込みやすい。
かといって、ブラシや指では取り出せない微妙な幅なので、ちゃんと取りたいならボンネットを開けるしかない。
また、フロントガラスの縁にある溝。
ここも微妙に深くて雪が入り込むと取りにくい。
さらにリアガラスの縁も。
いずれも、雨であれば水がきれいに流れるような構造だが、雪だとただ詰まるだけ。
詰まったからどうってことはないと思うが、CR-Zが雪国で使うことを想定されていないなあと感じる箇所だったりする。
その割には、シートヒーターやヒーテッドドアミラーなど、寒冷地では便利な機能が付いているので、雪国では無く寒冷地向けには少しは考えられている感じ。
そんなCR-Z、納車から2回ほど給油したので、満タン法での燃費を計ってみた。
1回目は400.4km走って、20.37L給油したので、燃費は19.66km/Lとなった。
2回目は193km走って、10.90L給油したので、燃費は17.7km/Lとなった。
さすがに2回目はこの真冬に走っているだけあって、ちょっと燃費は落ちているが、それでも17kmも走るのであれば、CR-Vやオデッセイに比べて相当燃費が良い。
CR-Vやオデッセイの時は7~8km/Lの時もあり、それから比べれば17km/Lなんてむちゃくちゃ燃費が良いとしか言えないぐらいだ。
もう1台あるポルテでも、冬になると11km/Lにまで落ちることもあり、一番燃費が良かったときですら16km/Lぐらいにしかならない。
最近のクルマではリッター20km以上走るのが当たり前かもしれないが、うちのクルマ歴は10年以上遅れているので、やっと時代に追いついてきた感があるな。
そんなCR-Zで今日まで雪道をいろいろ走ってきたもんだが、FFにしてはよく走る印象だ。
フロントの重さというか、フロントに荷重がかかっているのがよくわかるので、思った以上に接地性が良い感じがする。
平坦な道では何ら問題なく走り、雪道でもスリップする感覚はあまりない。
ただ、上り坂で圧雪やツルテカ道だった場合は、一度止まるともう登れない。
一度経験したのは、踏切に向かって上り坂となっているところで、道路はアイスバーンでツルツルだった。
発進すると、フロントタイヤは空回り。
ポルテやCR-Vでは何度も通っている踏切なので、まさか発進できないとは思わなくて、これがFFの弊害なのかと実感したところだ。
幸い、ハンドルを左右に切りなからなんとか前に出ることが出来たので、下がることも無く踏切を越えられた。
後ろにクルマが居なかったことも幸いした感じ。
こういう経験をすると、やはり雪国では4WDが必須だなあと思う。
まあでも、なるべく平坦な道を選んで走れば、CR-Zでも十分走り回ることが出来る事は確認できたので、これからさらに雪道に慣れていけるよう、さらに走り回ってみたいと思う。
納車されてからまだあまり走ってないので、早く冬を超えて、雪のない道を思う存分走りたいなと思う。
今年はフェリーを使って本州に行くことも計画しているので、CR-Zを堪能できるかなと思っている。