羽田の事故では、JAL機にペットが預けられていて、助けられなかったということだ。
これに関連して、ペットを客室に連れて行けるよう、ネット上での署名が集まっているらしい。
うちも以前、犬を1往復乗せたことがある。
犬は手荷物扱い。
ケースに入れて、空港のカウンターでスタッフに預け、到着した空港でスタッフから受け取る。
まさに荷物扱いだ。
今回の事故を見ると、やはり背筋が寒くなる。
ただ正直、客室でペットと同乗させる、というのは賛成したいところもあるが、やはり乗せないというのが一番良い気がしている。
これは、何も飛行機だけでは無く、電車でも船でも同じだと思っている。
電車に乗せたことは無いが、船にも1往復乗せたことがある。
行きのフェリーは車内残留しかなく、青函航路だったので約3時間半、車両の中に置き去りにせざるを得なかった。
たまたまうちの犬は乗り物酔いもせず、クルマに戻ったときにはきょとんとした顔で出迎えた。
帰りはさすがに車内残留をしたくなかったので、その当時シルバーフェリーで個室貸し切りの場合のみ、室内にペットを持ち込み可というのがあったので、家族3人で4人部屋を貸し切り(貸し切り料金もかかった)、犬を部屋に持ち込むことが出来、約8時間を一緒に過ごせたのは良かった。
でも、17年の間で公共交通機関で一緒に移動したのはその2例だけで、それ以外は道内のクルマ移動、もしくは僕か妻が犬と留守番で本州に行ったりしていた。
ペットも家族だ、と言いたいのは確かにわかる。
しかし今となって思うのは、だからといって公共交通機関に乗せてまで一緒に移動しなければならないのであれば、ペットは飼うべきでは無いと思う。
海外では、飛行機の客室にペットと一緒に乗れる航空会社もあるらしい。
だけど日本ではおそらくならないと思う。
最近フェリーではペット同乗の選択肢が増えているが、それはフェリーという大きな乗り物の中で、ペット同伴の個室だったり、ペットルームという専用の部屋があったり、他人との隔離がしやすいからだと思う。
電車や飛行機は、すぐ隣の席に他人が乗る状態なので、ペットの匂いだったり声だったりが不快に思う人も少なくない。
かといって、わざわざフェリーのようにペットと同伴個室など作れるような交通機関でもないので、隔離という解決はよほどのことがない限り出来ない。
残念ながら、日本でのペットの扱いは公共的に家族扱いにはできない。
陸地で自家用車で移動までが許される範囲で、それが出来なければペットは飼うべきではない。
うちは飛行機と船と2回乗せたが、その反省からそれ以上乗せてはいなかった。
犬が他界するまでの17年、家族全員で旅行などもなかなか自由に出来なかった。
いいとこ道内でクルマで移動して、ペットOKの宿だったり、車中泊も何度かしたこともある。
それでも犬がいて、毎日の生活は今考えると楽しかったし賑やかでもあった。
そういう犬中心となる生活が出来る人であれば、ペットを飼ってもいいのではと思う。