先日のニンテンドーダイレクトで、ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムのトレーラーが発表され、発売日は5月12日で、予約開始された。
スプラトゥーン3を買ったときのカタログチケットが余っているので、そのチケットで予約した。
まあゼルダも発売することを考えてチケットを購入したわけだが、発売が延びなくて良かった。
ブレスオブザワイルドの時は、botwと略されていたので、totkと書いてみたが、なんかしっくりとこないね。
そして、ブレワイと呼ばれていたので、今回はティアキンと呼ばれるのだろうか。
まあとりあえず楽しみ。
で、タイトルにはゼルダの伝説とは書いたが、あんまり関係なくて、今後の任天堂ハードについての記事を見かけたので、それについて書いておこうと思う。
岩田社長の集大成とも言える、任天堂Switchではあるが、この後のハードについて、何かブレイクスルーになるようなハードが出てくる可能性があるのかという記事だった。
正直、Switchは据え置きとも携帯型とも言える、その垣根を取っ払っているハードで、携帯専用機というものを無くした画期的なものだと思っている。
そして、その携帯機の大きさで、最近の超大作ゲームも開発できる性能を持ったハードが作れることを証明した。
PS5のように、バカでかい筐体と冷却システムを必要とする超高性能チップではなくても、nVidiaのTegraベースのチップで、据え置き機でも十分の性能を持たせることが出来た。
もちろん、PS5の性能とSwitchの性能では、ハード的な差は大きいのかもしれないが、これはまさにPS5じゃないと絶対出来ない、というゲームがあるわけでもなく(あるのかもしれないが、一般的な話題になってない、もしくは僕が知らないだけかも)、PS4/PS5/XBOX/Switch/Windows、というマルチプラットフォームのゲームが多いと感じる。
ということは、別にPS5を買わなくても、Switchで遊べる、Switchの性能でも遜色無く遊べるゲームが多いというわけで、それなりにハードの性能は頭打ち、ということなのかなと思っている。
だからこそ、Switchも既に発売してから6年が経とうとしても、新型機の話題が出てこないのではないか。
ただ、そんなSwitchも、スプラトゥーン3をやってみると、性能不足が目に見えてくる。
それはスプラトゥーン2に比べての話だが、処理落ちが半端ない。
もちろん、ナワバリやガチバトル中に処理落ちする、ということはほぼ無いのだが、ロビーにいるときなど、場面が変わる時とか、明らかにコマ落ちや処理停止などの目に見える処理落ちが発生する。
おそらく、バトル中のコマ落ちは致命的なので、プログラムは相当頑張っているものと思うが、1/60の処理の中でほぼ限界なのではないかと思う。
なので、Switchの次世代機は、単純に性能アップ版が欲しいところ。
ニンテンドーDSからの3DS、New3DSとか、WiiからのWiiUなど、マイナーチェンジっぽい次世代機では売り上げの面で厳しいところがあったはずなので、単純なマイナーチェンジはもしかして任天堂的には嫌なのかもしれないが、少なくとも現時点ですでに処理落ちが発生するようなゲームが出てきている以上、今のSwitchでは性能不足なところが大いにあるはず。
まあスプラトゥーンのようなゲームが、たとえばPS5に移植すれば処理落ちなく遊べるようになるとかというと、アーキテクチャが異なるので疑問ではあるが、少なくともTegraベースの次世代チップであれば性能が上がれば処理落ちは少なくなると思われる。
以前から、Switchの高性能版の噂は流れてきてはいたが、結局チップの性能は変わらずに、少し画面が大きくなり、有機ELディスプレイを搭載した、超マイナーアップデート版の発売にとどまった。
おそらく今の段階では、このSwitchのサイズでチップを変えても大きな性能アップは見込めず、価格が上がるだけで見た目にも変わらなければ、WiiUなどの二の舞になると思われているんだろう。
なので、値段を抑えるためにチップの性能は変えず、次世代向けに仕入れ予定だった有機ELディスプレイだけ載せて、有線要望が多かったのでドックにLAN端子を載せた、あまり代わり映えのしないマイナーチェンジにとどめ、これまでと同じSwitchですよという形で売り出したのかもしれない。
PS5やWindowsPCなどのハードのアーキテクチャを知っている身としては、Switchのアップデート要素はまだまだだくさんあると思ってしまう。
それがゲーム機に本当に必要なものなのかは置いといて、ゲーム機やPCのアーキテクチャの進化は進んでいるので、それを快適なゲーム環境に持って来るというのは有効な気がしている。
その今の形がPS5なのかもしれないが、PS5は完全な据え置き機。
据え置き機の性能のまま携帯機としても使えるようにしたSwitchはやっぱり画期的で、それを維持したまま高性能化というのは期待したい。
チップは当然高性能化。
ただし、今のSwicthの筐体でも十分冷却できるだけの小ささと発熱を備えなければならず、次世代Tegraがそれに合っているのかはわからない。
そして、メインメモリの増設。
Switchは4GBを搭載していると言われているが、PS4では8GB、PS5では16GBを搭載している。
メインメモリは多いに越したことはなく、ゲームの場合は頻繁にメインメモリ内容が書き換わるので、なるべく多くメモリ上にデータを配置しておきたいと思うのは、開発者側からすればわかる気がする。
ただこれは、今までのハードではストレージからメインメモリから読み込むスピードが遅かったために、なるめくメインメモリ上に多くのデータを詰め込んでおき、レスポンスよくしたかった、というのが大きい。
それをPS5ではストレージのアクセススピードを大きく改善して、メモリへの読み込みが多く発生してもストレスが少なくなるような工夫にしているという。
もしそれが出来るのであれば、高速SSDを搭載した上で、メインメモリを削減するという方法も採れなくはないはず。
まあ高速SSDはそれ自体の発熱の問題もあって、携帯機に搭載するにはハードルが大きいのだが・・・
それだとしても、やはり4GBというのは今の時代ちょっと少ない気がするので、最低8GBはほしいところ。
これによって、これまでPS4やPS5でしか出せなかったゲームがSwitchでも出せるようになる可能性はある。
あと、ストレージの問題。
SwitchはMicroSDカードを搭載できるようになっている。
MictoSDカードは2TBのものもあるので、ストレージ容量としての問題は無いが、いかんせんアクセススピードがネックになる。
SwitchはUHS-I規格までの対応なので、100MB/s以下の読み込み速度しか出ない。
UHS-II規格に対応すれば、300MB/sぐらいの速度が出せるが、その規格のSDカードはまたちょっとお高い。
それよりも、SATAのSSDですら500MB/s出るので、SSDのほうが性能的にも価格的にもお得になる。
たとえば、Amazonで販売されている、キオクシアのUHS-IIの64GBのSDカードは1万円もするが、m.2のSSDの500GBは5,500円で購入できる。
ちなみに、PS5のSSDは5000MB/s以上のスピードで読み出せるそうだ。
ケタ間違いではなく、5千である。
UHS-I規格のSDカードと比べると、50倍の速度、ということになる。
SDカードは気軽に買えて、気軽に設置でき、サイズも小さいと良いことずくめのストレージではあるが、SSDの速度には規格上どうしても敵わない。
頻繁にデータを読み込みするゲームとしては、メインメモリのサイズが小さいのであれば、ストレージからの読み込み速度を上げることで快適なゲーム環境が出来るので、ここはなんとかSSDを搭載してほしいところ。
とまあ、Switchも今となっては性能として見劣りするところもあり、性能アップが望めるところは多々ある。
年を追うごとにその性能差というのは開いていくので、もしかしたら完全に別物になったよね、と思わせるぐらいの高性能をいまのSwitchの大きさ、価格で出せるようになるまで待っているのかもしれないね。