いつもの白いさくら

日記がわり

北海道新幹線の札幌~倶知安先行開業

札幌~倶知安先行開業という話がちょいちょい湧き上がっては消えてを繰り返しているが、また湧いてきた。

延伸遅れの北海道新幹線 倶知安―札幌間の先行開業なぜ難しい?:北海道新聞デジタル

 

ニュースというか記事になったのは、開業時期が2038年度という事が言われてからは初めてかもしれない。

まあ残念ながら、この案は地元からの要望的なもので、実際に建設を行う国や鉄道運輸機構は全くその気がないので、実現はまずしないだろうと言われる。

何かと理由を付けて出来ないと言うのだが、詳しい調査などはされていない。

余計に金がかかるとか、全線開業時期が更に延びるとか、結局動きもしないでそれらしい理由を付けているだけだ。

 

まあ現実的には、車両は札幌まで運んでこなければならないし、いくらニセコ地区がインバウンドで沸いているとはいえ、フル規格車両10両が満席になるような利用者もいないだろうし、先行開業しての収入で黒字になるというのも見通せない状況では、さすがに無理でしょうね。

これが札幌~新千歳空港までも新幹線を通す計画だったら、先行開業というのも積極的に議論されてきたと思うが、札幌~倶知安だけだといくら札幌圏の新線とはいえ必ず乗り換えの発生する、しかも倶知安までしか到達しない路線では、あまりにも弱すぎる。

せめて長万部までなら多少の可能性もあったかもしれない。

札幌~長万部であれば、長万部で乗り換えは必要になるとしても、函館までの移動時間は相当短縮される。

札幌~南千歳の線路容量の確保もしやすくなるので、快速エアポートの拡充とか北広島アクセスの充実とか、札幌圏にもメリットが出せそうな気がする。

さすがに羊蹄トンネルが一番遅れているという状況では、長万部案もまず無理。

 

なかなか上手くいかないもんだね。

やはり2038年度まで待たないとダメなんだろうねえ。

生きているかな・・・