日立のドラム式洗濯機、BD-STX130JとBD-SX120Jが発表された。
そして、とうとう奥行きスリム型のNXシリーズが淘汰されてしまった。
現行モデルだったBD-NX120Hシリーズは、奥行きスリムのフラッグシップとはいえ、らくメンテが搭載されなかった。
さらにその前では、洗剤自動投入も1世代遅れて搭載された。
日本の家庭では、BD-NXシリーズのサイズは幅が大きく、置けるスペースが限られるので、売れ行きが芳しくないんだろう。
力の入れ具合はだんだんと幅スリムタイプが大きくなり、とうとう今世代で奥行きスリムがラインナップから消えた。
新しいBD-STX、BD-SXシリーズの今回の売りは、ヒートポンプ式の乾燥方式になった。
他社では既にヒートポンプ式が主流だったが、日立はヒートリサイクルやヒーター式を搭載し、これでもヒートポンプに比べてメリットがあると訴えてきた。
にもかかわらず、最新式にヒートポンプ式を載せてきたところを見ると、これまでもそうしたかったんだと思われる。
そして、らくメンテを搭載したことで、内部構造を変更することが出来、ヒートポンプ式を載せることが出来たとのこと。
まあこの辺はホンネかもしれない。
ここ2代に続いて、日立は大きなモデルチェンジを行ってきた。
これが一つの完成形となるかもしれない。
来年のモデルでも良いので、BD-NXシリーズでらくメンテとヒートポンプ乾燥の新モデルが出てほしい。
最悪、ヒートポンプはどうでも良いので、らくメンテは搭載してほしい。
うちは、洗濯機置き場にドラム式を置く場合、幅スリムよりも奥行きスリムの方が置きやすい。
また、洗濯機の上部に換気システムが鎮座しているので、洗濯機の上に乾燥機を置くということも出来ないのだ。
そのため、ドラム式洗濯機が最適解なのだが、幅スリムを置いてしまうと、奥行きが足りないので、手前に飛び出しすぎて、バスルームの扉と干渉する。
洗濯機置き場の横幅スペースはあるので、幅スリムタイプを横向きに置く、というのも手なのだが、せっかくのドラム式であれば、正面向けて設置したい。
また、ドラム式は直径が大きい方が、洗濯物がの上下運動が大きいので、洗濯性能も乾燥性能も高くなると思っている。
そういう意味で、直径61センチもあるBD-NXシリーズの方が、53センチしか無いBD-STX/SXシリーズより性能が良いと考えている。
そういう意味で一番いいドラム式は日立のBD-NXしか考えられず、これが無くなるのは本当に痛い。
まだ旧モデルのBD-NXシリーズの在庫が出回っているうちに買い換えるしかないのだろうか・・・
日立さん、どうかBD-NXシリーズ、お願いします。