いつもの白いさくら

日記がわり

白いさくら

このブログのタイトル、さくらはうちの犬の名前。

今日、天国に旅立っていった。

忘れたくなくて、わすれないうちに、書いておきたい。

 

基本、白で、クリームのぶちが入っているハーフロングコートチワワ

17歳を過ぎた、お年寄りといえる年齢だったが。

夏頃に何度か戻したので病院へ。

ここで腎炎と膵炎と診断される。

膵炎は一度克服したことのある病気だったので、治ると思っていたが、腎炎だけはどうしようもない。

この診断の時点でステージ2ということだった。

犬の腎臓病は治らないと聞いていたので、とにかく薬や点滴で進行を遅らせるしか無かった。

でも病気とは思えない元気さのままだったので、正直実感がない。

薬は苦いのとそうでも無いのと2種類。

苦いのは犬だって苦いわけで、いろんなものに混ぜたりしたけど、苦いとわかった瞬間吐き出すので、なかなか飲ませられないのがもどかしい。

 

定期的に病院に行ったが、11月半ば、また何度か戻すことをしたので検査。

この時点で既にステージ3。

膵炎もよくならない。

12月の頭、検査でステージ4の診断。

点滴と投薬で延命も出来るという話ではあったが、点滴をするには午前中に病院に連れて行って、夕方に帰ってくるという長時間拘束される状態。

じっとしてられない性格の桜には辛すぎる。

とりあえず投薬で10日分もらったが、食も細くなり、また戻すこと12/12。

12/13に病院に連れて行って点滴を受けたが、小さなチワワには点滴は心臓に負担がかかると。

なのでそう何度も出来ないし、するなら病院に拘束。

数値は既に、人間なら透析を行わないと生きてはいけない数値らしい。

家族と相談して、残りの余生は家で好きなように過ごさせたい。

投薬も不要で、どうしてもという時に点滴が出来るよう、腕に点滴用管が通されたまま帰ってくる。

この時点で覚悟は出来たはずだったが。

 

いざその時が来ると、後悔しかない。

アレも出来たのでは、これも出来たのでは、といろいろ考える。

何をやっても、それは人間のエゴでしかない。

最後は発作を起こして、僕の腕の中でそのまま逝った。

それがはたして、さくらにとって良い最後だったのかわからない。

病院で点滴をしながら入院して延命が良かったのか。

家での余生という選択が本当に良かったのか。

さくらは最後まで死ぬことなんて考えない目だったと思う。

病院で眠るように安らかに逝った方がよかったのかもしれない。

考えれば考えるほど、何が良かったのかわからない。

でももうそれは、さくらにも聞けないし、既に手遅れだ。

 

せめて、安らかに眠ってほしい。

そうでなければ、天国で娘を見守ってやってほしい。

これも勝手な人間のエゴだが、そうでも考えないと心が保てない。

 

さくら、元気でな。

10年か20年か、いつかはそっちに行くから、また散歩して思いっきり走り回ろうな。