とうとう壊れたIHクッキングヒーター。
PanasonicのCHM-T2Lという機種で、これは住宅設備用型番らしく、一般的な型番はKZ-321Lというものらしい。
これまで、故障らしき動作をするでも無く、なんら問題無く動いてきたが、ここでやらかしてしまった。
おでんを作っていた鍋を豪快に天板上でひっくり返してしまい、このIHどころか台所が大惨事。
台所の掃除をして、いざおでんを煮直し・・・と思ってIHの電源スイッチをONにしたときに一瞬のU16表示が。
それでも一瞬で消えたので、鍋を置いて加熱をONにしたら、U16の表示が出てすぐ止まってしまった。
U16表示はガラス天板上に水滴などがある場合に表示されるエラーで、吹きこぼれ対策なんだと思う。
でも、すでにひっくり返したおでんはきれいに片付け、天板上は何もない状態。
なのにU16表示が出るということは、センサーにおでんの汁がどうにかして入り込んだか基板上にまで何かしらおでんの影響が行ってしまったか。
少し間を置いて見たが、結局同じ動きにしかならず、使えなくなってしまった。
まあ正直、壊れたというよりは壊した、ということなのだが・・・
家を建てた当初から稼働していて、丸21年経つので、かなり長く使えた方ではないだろうか。
良い機会なので、IHクッキングヒーターを買い換えることにした。
IHクッキングヒーターは何度か買い換えを検討したこともあるが、まったく故障らしきそぶりも見せなかったし、最近の機種はいろいろと機能が付いているようだが、2口のIHが使えて、グリルで魚が焼ければ良いので、特に急いで買い換える必要を感じていなかった。
なので、今回もほぼ同じ機能があれば良いと思って、Panasonicの安い機種に絞り込んでいた。
市場で出回っている安い機種は、Lシリーズというもので、2口のIHと1口のラジエントヒーターとグリル付き。
これまで使っていたCHM-T2Lと機能はほぼ変わらず、5万円弱で購入できる。
ただこれには2つの問題があった。
一つは、光るリングというもの。
特長 | IHクッキングヒーター | システムキッチン | Panasonic
要はIHを使っている場所が赤く光るというもので、ぱっと見でONになっているというのが分かる。
これが無いと、手前の操作盤でONになっているかどうかの表示しか無く、表示ランも小さいので分かりづらいのでは無いかということ。
CHM-T2Lは赤く光っていたので、それが無くなるというのは慣れの問題かもしれないが、ちょっとどうかなと思った。
もう一つは、左右のIHを利用する際、最大で3200Wに抑えられるというもの。
これはちょっと致命的な性能で、左右同時に使ったとして、左を2000Wで使ってしまうと、右は1200Wまでしか上がらないということだ。
左右のIHは最大でそれぞれ3000Wまで使えるものにもかかわらず、両方使うと合わせて3200Wに抑えられてしまうというのは、何でそういう仕様なのか意味が分からない。
CHM-T2Lは少なくともそんな制限はないので、使い勝手に影響の出るこの仕様はちょっと問題ありな気がした。
この2つの問題を克服している上位のKシリーズというものがあり、ほぼ機能も変わらず光るリングと3200Wの制限無しモデルが存在する。
商品 | IHクッキングヒーター | システムキッチン | Panasonic
こちらは大体6万円で販売されている。
その差は1万円以上で、なんか納得いかない。
これだけのために1万円以上払うのなら、もう少し機能が良くなっている上位機種や他社製も検討してみる。
他社製と行っても、他の大手といえば日立と三菱というところか。
まず日立を見てみると、日立も安い機種はある。
2口IHと1口ラジエントヒーターとグリルの機能がある、M6シリーズというものがあって、これなら5万円弱で購入できる。
M6シリーズは旧機種らしく、今はN6シリーズがラインアップされており、ラジエントヒーターがIHに変わっているみたい。
N6シリーズは現行機種ということもあり、8万円台で結構お高い。
ラインアップ上は最下位モデルなので、この辺のランクとしてはやはりPanasonicが強いのかもしれない。
少なくともPanasonicのLシリーズは現行製品であるが、5万円弱で購入できるのだから。
で、M6シリーズの欠点といえば、グリルが未だに網焼きになっていること。
網焼きは清掃が大変で、うちでは結局網の上に直接魚を置くことをやめ、ニトリで蓋付きのグリルプレートを購入して、それに入れて焼いている。
最近のグリルは網ではなくグリルプレートが主流のようで、妻も出来ればそっちがいいということなので、M6シリーズは除外。
その上となるとM7シリーズがあり、機能的にはM7シリーズで十分な感じだった。
M7シリーズになると、ラジエントヒーターがIHに変わっていて、3口ともIHになっている。
グリルはもちろん網では無くプレート型になっている。
どうやらM7シリーズだけ現行品で、下位機種はN6シリーズに変わってるようだ。
そんなM7シリーズは7万円ほどで購入できる。
M6シリーズとの価格差は2万円。
これまた、ずいぶんと差があるもんだ。
これならPanasonicのKシリーズでいいかなあと考えたもんだが、Amazonでいろいろ見ていると、M8シリーズが引っかかった。
価格は7.8万ちょい。
M7シリーズはAmazonで7.4万ちょいなので、その価格差4千円。
しかもM8シリーズは販売発送がAmazonになっている。
なんかM8シリーズお得なんじゃないかと思っていろいろ調べてみる。
ビルトイン3口 IH M9T・M8T・M8ATシリーズ: 日立の家電品
IHとしての性能はM7シリーズに近いものがあるが、操作部の表示だったり調理メニューだったり、機能の差がそれなりにある。
良さそうなのは、グリルプレートが2種類あり、深皿タイプも付属している。
4千円の差しかないのであれば、M8シリーズでも良いんじゃないか。
ということでM8シリーズ購入決定。
Amazonで78,342円だった。
これまでのCHM-T2Lは天板も操作部も黒だったので、今回はシルバーを選択した。
家を建てた当時はそもそもIHクッキングヒーターにシルバー天板があることも知らず、提案されたキッチンの見積もりには既にIHクッキングヒーターも入っていたので、特にこだわりなく設置されたが、今考えるとキッチンのワークトップはシルバーなのに、なんでIHは黒だったのだろうか。
CHM-T2Lという型番にはシルバーモデルも既に存在していたので、それに合わせてシルバーにして置けば良かったと常々思っていた。
あと、Panasonicの時に問題点としてあげた光るリングだが、日立のM8シリーズには付いていない。
というか、日立のIHには付いてないようだ。
ただ、操作部の液晶表示がそれなりに大きく、ONになっているときの視認性が良さそうだったので、光るリングは妥協した。
結局、三菱やPanasonicの上位機種は検討しなかったな。
一応、Panasonicの上位機種であるAシリーズやBシリーズもちらっとは見たが、どちらも10万円超のお値段なので、この緊急時に出せる金額ではないし、そこまでの機能を求めているわけでもなかったのでさっさと除外した感じ。
到着予定は11/12なので、あと3日間はIHが使えない状態で辛いところだが、電子レンジや卓上IHと電気圧力鍋などを駆使して食事を作っていくしかないな。