約2年間使ってきた、マウスコンピュータのX4。
こいつはデザインはまあアレだけど、大きさもちょうどいいし、本体も重くないし、Ryzen5-3500Uで性能もそこそこで、いい感じで使えていたのだが。
いつの頃からか、不具合らしきものがいろいろ出てきた。
突然ACを認識しなくなる(バッテリー駆動になる)、バッテリーを認識しなくなる(AC駆動になる)、CPUクロックは0.40GHzで固定になる、CPUファンの音が爆音などなど。
で、我慢できないのがCPUファンの爆音。
ぶっちゃけ、ドラクエ10をやっていると、CPUファンの音が大きすぎて、ドラクエの音がほぼ聞こえないし、部屋中に響き渡るので、テレビの音も聞きづらくなる。
さすがにこれは、と思ったので、いろいろ検索して、CPUファンのグリスアップというのを行えば静かになるという記事を見つけて、それをやってみようと思った。
まず裏蓋を開ける。
裏蓋を開けるのはネジ6本外して、爪ではまっている所をパキパキと取っていけば簡単に開けられる。
この機種はRyzen5搭載機種だが、なぜかメモリスロットが一つしかなく、シングルで動いているところがちょっともったいない。
M.2スロットは2つあるのでSSDの増設が出来るし、まあメモリも1枚とはいえ、16GB二置き換える事も出来るので、それなりに使えるPCなんじゃないかと思う。
そして問題のCPUファン。
型番で検索してみてもほとんど引っかからないぐらいマイナーなCPUファンぽい。
ネジ3つで止められているので、取り外すのは簡単なのだが、このファンのカバーを開けるのは、プラスチックリベット止めになっているので、リベットの山を削るしかない。
削った上でカバーを開いてみた。
ここまでは想定内。
失敗したのはここから。
ネット上の記事で多いのは、このファン部分がパカッと取れて芯が出てくるので、そこにグリスアップしてまたはめ込むだけ、というもの。
恐る恐る、ファン部分を上に持ち上げていってみたところ・・・
どう見たって芯じゃないところが取れた。
コイル部分が回るので、本当はここではなく、右側の基板にコイル部分がくっついたまま、ファン部分だけ取れるのではないだろうか。
しかしそこは取れずに、基板とコイルが取れた。
ということは・・・?
いやな予感がしたので、とりあえずもう一度基板とコイル部分をくっつけてみて、PCにつなぎ直して起動してみたが、案の定ファンは回らず。
うん、壊れたね。
というか、壊したね。
というわけで、グリスアップ以前に失敗しました。
PCは起動するが、CPUをフルで動かしても、CPUクロックは1.6GHzまでしか上がらず。
ドラクエベンチを動かしてみると、GPU使用率は90%を超え、温度は85℃を超える。
当然ファンは回らないので、チップ温度は上がり続けるだけなので、ちょっと怖くて動かすのをやめた。
なかなか難儀なCPUファンだったわ。
もう仕方ないので、アマゾンで同型のファンを注文。
中華店舗なので、配達予定は3月ということだ。
それまで、さすがにファンが回らないまま使うわけにはいかないので、入れ替えた嫁の元PCを引っ張り出してきて、暫定でお引っ越し。
引っ越し先のPCは、Dynabook AZ45で、CPUはCorei5-6200U。
これでも十分ドラクエ10は動く。
ディスプレイの解像度がWXGAしかないけど、ドラクエベンチの標準品質では快適判定。
ひとまずこれでファンが届くのを待つか、もしくはもう新しいPC買うかな。